ショールームが果たす役割は商品の購入意欲のアップや企業イメージの上昇、サービスの宣伝など多種多様です。
いずれの場合もユーザーに見てもらいたい商品やサービス、あるいは情報などの展示を行うことになるでしょう。
ショールーム設計を行う際は、対象となる商品や企業のブランドコンセプトの提案を重視することになります。
はっきりとしたブランドコンセプトはユーザーに強い印象を残し、商品のみならず企業のイメージアップにも繋がります。
入ってみたいと思えるショールームをデザインすることが、ブランドコンセプトの演出の第一歩となるでしょう。
また、その商品やブランドを活用したライフスタイルの提案も重要です。
商品やサービスを利用すると自分の生活はどのように変わるのか、良い影響を受けられるのかなどを判りやすく提案する必要があります。
ショールーム設計では足を運んでくれたユーザーにコンセプトを見てもらい、ライフスタイルの提案などを行っています。
店頭販売をメインにした商売をしていると、お店のショールーム設計は売り上げを左右するとても大切な要素になってきます。
そこで、ショールームをどのようなスタイルにしようかなどいろんな意見がでてくるのですが、ここで効果的になるのが店頭販売を疑似体験してみるということです。
そして、その体験ができるのがいろんな業界が大々的にやっている展示会なのです。
展示会では、多くの人を集めるためにショールームを作って、自社の自慢製品などを陳列したりします。
その際に、広告を兼ねて少し安い価格で販売したりすることもあるということです。
このときこそが、どのようなショールームの設計にすれば効果的なのかを知ることのできる絶好機だというのです。
この展示会での疑似体験こそ会議室などでの話などとは違った生の体験による説得力あるものになるのは当然です。
実際のお客を目の前にしてのものだからといえるでしょう。
疑似での体験というよりも、ほぼ実体験と呼べるものかもしれません。