五感で感じるショールームの設計は顧客の関心を引き、マイホームに対するイメージを膨らませることが出来ます。
まずはリアルな生活感を出すことで家具を配置していきます。
テレビやエアコンなどの家電も設置したうえでリアルな想像をもたらせるのです。
ショールームは実際の部屋を準備することが出来るためコンセプトも変えていきます。
例えば、子供の部屋であれば、子供らしさや収納をアピールしますし、大人の書斎では本棚やデスクなどを配置します。
キッチンでは実際に調理道具を置くことで、主婦の動線を実感してもらうのです。
また、耐震性や耐久性のある素材をアピールするのであれば、断面図や模型を配置します。
これは、構造を紹介する部屋を設けていくのです。
省エネや特殊な設備をアピールしたいのであればそのパネルを配置していくのです。
まるで博物館のようなイメージを作り出します。
いろいろな雰囲気や体験ゾーンをつくることで、顧客の五感に刺激を与えます。
コロナ禍で外に出ないことが長らく推奨されてきましたが、新型コロナウイルス感染者数が全国的に減少した今でも、「オンラインで出来るものはオンラインを活用しよう」という動きが続いており、建築会社や不動産会社ではバーチャルリアリティーのショールーム設計と取り入れるパターンが増えています。
バーチャルリアリティーのショールームを利用するメリットとしては、「本来足が運びづらいという層も顧客として取り込める」ことが言えるでしょう。
従来の見学会場まで足を運ぶサービスの場合には、ほかの見学客とかぶらないように重複をしないよう企業側で注意したり、また顧客側も足を運ぶために予約が必要となり、さらに約束の日にちと時間帯に現地まで足を運ばなくてはいけませんでした。
それがオンラインを利用すると、見学者がかぶっていてもサービスは問題なく利用でき、また顧客側も足を運ぶ必要がないため、見学に対する敷居がぐんと下がります。
そのため従来型と共存してオンラインのサービスも使うことが重要です。